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Pentax K-7勝手なインプレッションその1 [カメラ、レンズ]

「宝箱」

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Pentax K-7, SMC FA35mmF2AL


アクセス解析をチェックすると、K-7と言うキーワードで何人かアクセスして頂いているようです。そこで今日と明日の2日に渡り、そのK-7について色々と書いていきたいと思います。




昨年の晩夏、Pentax K20Dが事もあろうに完全にぶっ壊れてしまい、購入店に駄目モトで「勘弁してけろ!、来週から旅行に出掛けるのでペンタの一眼レフならistだろうがK100Dだろうが何でもいいから代替機を貸してちょ!」と相談したところ、なんと太っ腹!。5日間限定と言う条件でK-7を貸してくれちゃった!。

これぞ「災い転じて福となす」。K20Dは保証期間中だから全て無料で故障部分は交換となるので、故障したからこその安心感を得られますし、旅行中に発売してまだ数ヶ月のK-7を貸してくれると言うのだから!。

旅は2泊3日、これに前後の2日を加えて5日間、K-7と共に過ごし、撮影枚数3162枚。これだけ撮影すればK-7の実力がどの程度のものか、正規ユーザーでなくても判ると言うもの。アクセス解析を見ると、何人かが「K-7」と言うキーワードで訪問されたようで、ならば、今更ではありますが、K-7を大解剖してみようと思い立った訳です。

まずは軽いジャブを・・・。最初に手にして感じた事を挙げてみます。

1、無茶苦茶軽い
2、シャッター音がベラボーに小さく、盗撮も可能かも・・・
3、縦位置を自動認識して、液晶画面の情報表示も瞬時に縦表示に切り替わる
4、視野率100%は構図に気を使う必要が無く楽ちん
5、小さく、軽くし過ぎた分、金属ボディの癖に全く高級感がない
6、機能が増えた分、操作が煩雑になり、K10D、K20Dユーザーは不愉快になる
7、AF性能はCanonには未来永劫敵わない

1~4番は非常に魅力的なのですが、1番は5番とリンクすると短所でもあります。軽過ぎる、小さ過ぎるから安っぽく感じます。これ金属ボディなんですってね。でもチャチイのです。金属だと理解していても質感が悪く、プラスチックにしか見えません。

機能的には、私が使わないものばかり。簡単に言えば、K-7と言うボディの中にPhotoshopが入っていると考えて頂ければ良いでしょう。カメラで全ての加工が行える「カメラ付きパソコン」なんです。もはや家電ですな。

Photoshopを持っていない人には便利かもしれませんが、これらの機能の多くはRAW現像やPhotoshopで可能な事であり、だったら3インチ程度の小さな液晶画面でチマチマ作業するよりも、パソコンに保存してから加工した方が遥かに効率が良いでしょう。

また、ファームウェアが(本日の時点でも)完全じゃなく、最低なお間抜け仕様になっている部分が幾つかあります。今年中にはその辺を修正、追加したファームウェアにバージョンアップされるでしょうが、少なくとも、このファームウェアの仕様が改善されない限り、全く欲しいカメラじゃありません。

ですからK-7を借りられた事は良かったし、面白くもありますが、同時に、一気に興味を失いましたね。ここは大事、皆さん、1度は考えるべきです!。

「カメラは目の前の風景をしっかりと写す機能だけありゃいい」

K-7からお遊び部分を全て削った、ただ写真を撮るだけの為のカメラ(動画やライヴビューだって不必要)、そんなカメラが7万円くらいで買えるのだったら、最高のカメラになるでしょうし、是非にも欲しいのですけどね。

K-7は位置的に現在は上級機ですが、決して上級機じゃありません。昔のCanonやMinoltaの中級機のコンセプトですよ。何でも盛り込んでしまえ!って。そしてこのカメラはK10D、K20Dの後継機種でなくK100D、200D、K-mの上位機種、そんな位置付けのようで、K10D、K20Dユーザーは使い勝手が変わりますから、かなり迷うのではないでしょうか?。

手元にK10D、K20Dをサブカメラとして残して、K-7を買う、そう考える方も多いでしょうが、これは明らかに間違い。K-7のサブカメラはK-7以外にあり得ないのですよ。百歩譲ってK-mやK-xをサブカメラとして使えましょうが、K-m、K-x、これも仕様にお間抜けな部分があり、カメラとして完成されているとは言い切れません。

ですからカメラを2台持てる財力をお持ちなら是非ともK-7を2台購入する事をお勧めします。そしてK2桁シリーズの機能に特に不満のない方は、K-7を買う必要性はほとんど感じず、次世代のPentaxの一眼レフに期待した方が得策でしょう。


「雅」

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Pentax K-7, Tokina RMC70-210mmF3.5


K2桁シリーズとの一番の大きな違いはオートフォーカスの設定です。K2桁シリーズにもK-7にはAFボタンがあります。K2桁ユーザーの中にはこのAFボタンを「測距点を中央に戻す」機能として利用されている方も多いと思います。私もその一人。

しかしK-7にはこの「測距点を中央に戻す」機能がないのです。いずれファームウェアで付加される機能ではありましょうが、K2桁シリーズに出来た事が最新機種で出来ないと言うのは明らかにおかしいのですよ。ハードウェアは関係なく、ファームウェアと言うソフトウェアの改良をするだけなのですから、何故最初からファームウェアの中にこの機能を設けなかったのか、K-7の開発者に疑問を感じます。

またデフォルト設定だと、測距点の変更はOKボタンを押してから左右上下のボタンを押す事になります。マニュアルを読んでいなかった当初、なんだこりゃ?。撮影中に頻繁に測距点を変える人間にとっては非常に不愉快な設定方法。

勿論カスタムファンクションでOKボタンを押さなくてもダイレクトで左右上下ボタンを押す事で測距点を変更できますが(ファームウェアを最新のものにしないと出来ない)、すると今度はデフォルトで左右上下ボタンに割り振られている各種設定、「タイマー、ホワイトバランス、ストロボ、彩度」をOKボタンを押してからの設定となります。

これが全然慣れなかったですね。当然私はカスタムファンクションでダイレクトに測距点を変更出来るようにセットしていますから、ホワイトバランスを変えようとダイレクトにボタンを押してしまい、測距点が変更されちゃう・・・、そんな事ばかりでした。

K2桁シリーズにはファンクションボタンがあり、それを押す事で「タイマー、ホワイトバランス、ストロボ、彩度」を変更する事になります。K-7ではこのファンクションボタンが廃止され、OKボタンがその機能を担う事になったのですが、ファンクションボタンを廃止した結果、むしろ操作が煩雑になった、そう感じてしまいます。

小型化に努めた為にファンクションボタンを廃止せざるを得なくなったのなら仕方のない事ですが、ボタン1個を加えるくらいのスペース、十分にありますよ。つまり、K2桁シリーズからの移行者はOKボタンがファンクションボタンの代わりである、これを常に念頭に入れていないとならないんです。

もう1つの大きな変更点はグリーンボタンと露出補正ボタンの位置が入れ替わった事です。K2桁シリーズではグリーンボタンがシャッターボタンの近くに、露出補正ボタンは背面に位置していました。それがK-7では逆に、露出補正ボタンがシャッターボタンの近くに、グリーンボタンが背面にあります。

K2桁シリーズを併用していたら、全員が不愉快を唱えるのではないでしょうか。私自身は露出補正ボタンは右肩にある液晶にライト点灯させる為にしか使いませんが(背面ダイヤルでダイレクトに露出補正出来る様にカスタム変更をしている)、グリーンボタンは多用します。

と言うのもグリーンボタンは電子接点の無い古いレンズを使用時の絞込み測光ボタンとして機能します。その手のレンズを使っていたら、撮影毎にこのグリーンボタンを押すんですよ。今回の旅行で何十回とシャッター近くの露出補正ボタンを押して「あれっ?、測光してくれないぞ?」と考える場面がありました。

当然、露出補正ボタンを多用する方も同じ事が言えるでしょうね。露出補正ボタンを押しているつもりでも実際にはグリーンボタンを押しているのですから。これもいずれファームウェアで変更可能にはなるでしょうが、K2桁シリーズからステップアップする事は想定されていた筈、何故最初からカスタム変更可能のようなファームウェアを投入しなかったのか、非常に疑問が残ります。

よって、繰り返しになりますが、K2桁シリーズを売却して、心機一転、K-7だけを使われるのなら、単に慣れれば良いだけでしょう。しかし、K2桁シリーズとの併用を考えているのなら、この2つのボタンがファームウェアで変更出来るようにならない限り、K-7の購入は絶対にお勧めしません。

現在、K10Dをお使いの方はK-7でなく中古品とはなりますが、K20Dへステップアップするべきですし、K20Dをお持ちなら、HOYAがカメラ事業部を見捨てなければ今年、来年に発表されるであろう次の高級機を待つのが良いでしょう。

勿論、K-7では従来の機種にはない機能が沢山盛り込まれています。三脚を多用するのなら水平インジケーターが便利でしょうし、CCDセンサーからCMOS センサーに変更された事により、その水平を自動で保ってくれたり、(DAレンズを利用していれば、レンズの収差(樽型、糸巻型)も勝手に修正してくれます。

要するにK-7の中に高機能レタッチソフトが入っているんです。カメラの中で必要とするほとんどのレタッチ作業が可能なのですよ。しかし、私個人は「撮って出し」作業なんて絶対ににしません。カメラは撮影者の意図通りに写真を撮るだけで良い。それだけの機能がありゃいいんです。水平、垂直、レンズ収差の変更はパソコン上で作業するもの、そう考えていますのでK-7のその手の機能は全く必要が無いのですよ。

ですからこの旅行でK-7で3000回以上もシャッターを切りましたが、お店に返却するのが惜しいなんて全く思いませんでした。K10D、K20Dで十分です。

輝度範囲、白飛びや黒潰れがK20Dよりも良くなったと言われていますが、正直、その恩恵はほとんど感じません。今回はRAWファイルは一切使わず、全てJPGファイルの最高画質だけで撮影しましたが、その限りでは、飛ぶ時は飛ぶ、潰れる時は確実に潰れます。「多少良くなっている気がするが、劇的な変化はない」、そう考えられて結構です。

※あまりにも文章量が多く、明日に続きます。今日は否定的な部分を中心に書きましたので、明日はK-7を擁護する内容を書いてみます。K-7を愛用されている方も多いでしょうから「いや、K-7にはもっと優れた部分があるぞ!」、そう思われても、まずは是非、明日の続きをご覧下さい。


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